東日本大震災被災地 岩手県訪問

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岩手県野田村(野田中学校・下安家地区・米田地区・泉沢地区・門前小路地区)の仮設住宅訪問。
岩手県宮古市田老地区被災地訪問、山田町被災地訪問。

現在も仮設住宅にお住まいの各世帯を訪問し、寄付をして頂いたみなさまの想いと、これまでも、そしてこれからも応援していく気持ちをお伝えするため、お見舞金を直接手渡ししてまいりました。
お渡しさせていただく中で、たくさんの方のお話を聞くことが出来ました。
以前もされていた趣味のガーデニングに精をだしている方や、震災以来、以前よりも健康に気を遣いウォーキングをされている方、畑で作っている自慢の野菜が出来ることを大変楽しみにされている方など、一日一日を大切に過ごされている方が多くいらっしゃいました。

また、「今まで本当に多くのボランティアの方々に助けられている。ありがとう。」と、涙を浮かべながらお話してくださる方もいらっしゃいました。
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お話させて頂いた中で多かった声が、「仮設住宅の壁は薄く、隣の家との距離が近いため、音や声がよく聞こえてくる。子供の泣き声でご近所に迷惑をかけていないか。プライバシーが守られない。」など、仮設住宅での生活に不安やストレスを感じている方がたくさんいらっしゃいました。

しかし、ご近所の方には仮設住宅での不安やストレスを打ち明ける事がなかなか出来ないようで、「ボランティア活動で来てくれた方にお話を聞いてもらうと、気が楽になる。」と仰ってくださる方もいらっしゃいました。

また、「早く仮設住宅を出たい。しかし、元の生活に戻るためには、まだまだ時間とお金がかかる。」と、多くの方が仰っておりました。震災直後は本当に多くの支援がありましたが、震災から約1年が経った現在は、ボランティアの数も、寄付金も少なくなってきていることを、寂しく感じている方もいらっしゃいました。

あの多大な被害をもたらした、東日本大震災から約1年が経ちました。
時間の経過と共に減っていく、寄付金の呼びかけや、ボランティアの数。
また、メディアで取り上げられる被災地の復興の様子や、私たち自身の震災に対する危機感も減っているように感じます。明るいニュースが続くことは嬉しく喜ばしいことではありますが、まだまだたくさんの人たちが不自由な生活を送っています。
私たちはあの震災の悲しみを絶対に忘れてはいけません。
そして、今回の訪問により長期的に継続した支援が必要だと改めて感じました。
私達全日本ボランティア連盟は、これからもみなさまの温かい想いを届けるため、支援活動を続けてまいります。今後とも、ご支援よろしくお願い申し上げます。

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